こんな夢を見た 車が盗まれる!
「車が盗まれる」
こんな夢を見た
何のへんてつもない、いつも通りの朝、いつも通りの寝覚めだった。
顔を洗い、リビングの窓から外を眺める。春の青く澄んだ空はとても心地よく、低血圧なわたしの脳も働きだすのがわかるほどだ。
気分もスッキリし、朝食の準備に取り掛かるかと窓を離れようとしたとき、ふと景色に違和感を感じた。
・・・・車がない。
わたしの車がないのだ。なぜそこにないのかと考えるがまるで分からない。朝食のことなど忘れ、窓の前に立ち考え続けた。家族のだれかが乗っていったのか。いや、そんなはずはない。車必須の社会で一人一台あるのだから人のを勝手に乗っていく理由がない。
それならなぜ車がないのか。その後も考え続け、最後にたどり着いた答えは、「盗まれた」という結論だった。
-----------------------------------------------------------------------
現実だったらおわてふためくような状況でも夢の中だと案外冷静でいられるものだ。もしも実際に車が盗まれていたらすぐ110番するだろう。もしかすると、夢を夢だと認識していたのかもしれない。
それはさておき、現実には味わえない体験ができた。
夢の面白いところである。