ハンスの日記

書きたいことを書いていきます。

ベストセラーで振り返る2018

 「平成ラスト、平成最後の○○」正直うんざりしてましたが、そんな今年も残すところあと少し。みなさんは充実した年になったでしょうか?

もしイマイチな年だったと感じている方はベストセラーを読んで年末年始を過ごしてはいかがでしょうか。

 

毎年、「ほんのひきだし」というサイトにて

hon-hikidashi.jp

 こういった記事がアップされます。

 さすが人と本や本屋さんとをつなぐWEBメディア。

 

こちらの内容を基にベスト3だけ紹介させていただこうと思います。

今年は

 

第1位  「漫画版 君たちはどう生きるか

第2位  「大家さんと僕」

第3位  「ざんねんないきもの事典」

 

という結果となりました。 

順位をみてどうですか。

意外?それとも納得?

 

私自身としてはちょっと意外な感じもあります。

近年の流れとして実用書が売れるという流れはあったんですが2位がエッセイ、3位が事典というちょっと見慣れない感覚。

 

さて、それでは1つずつ軽く内容を紹介します。

 

まず3位の「ざんねんないきもの事典

こちらはシリーズ続編が出たり、他社から追随するように似たテーマの動物事典が刊行されるなど、長期的に話題となり売れました。

動物たちの意外な生態を紹介している雑学書。それを子供向けのイラストや説明文で書かれていて、大人もつい笑ってしまう内容となっています。そのため親子で読まれることも多かったのではないでしょうか。

 

2位の「大家さんと僕

こちらの作品はお笑いコンビ、からてかの矢部さんが書いたコミックエッセイ。

たまにテレビに出ることもあるので芸人としての知名度もあるかと思います。そんな彼がお笑いの仕事と違った大家さんとの日常を描いたた作品です。

「ホッコリする」とSNSなどの口コミで広まり、メディアでも取り上げられました。悲しいことにその大家さんはもう亡くなられたようですが、作品を通して身近な人だけでなく多くの人に愛される存在だったと思います。

 

第1位の「君たちはどう生きるか

刊行から80年が経ったいま、漫画化により再び注目されることとなりました。

扱っているテーマは「場の空気」「いじめ」「貧困」「悩み」といった、現代にも通ずる普遍のものばかり。そのような名作ですが、あまり知られておらず一部の人にしか読まれてきませんでした。なので今回の漫画化は、より読者層を広げることとなる画期的な方法だと思います。同時刊行の現代語訳版と比べて圧倒的に漫画版が売れました。(だいたいですが漫画版180万部、現代語訳版20万部)合わせて200万部超え。

ブームだからとかではなく、生きていく上で大切なことを学べるものとなっているので必ず読んでほしい、そう思える一冊です。

 

 

いかがだったでしょうか?

師走の忙しい時だからこそ、書店でゆっくり本を選びおうちでのんびりとした時間を過ごしてみてはどうでしょう。